Linux再入門・その1:オンラインヘルプは活用しましょう [Linux再入門]
Linux初心者は脱したが、どうもその後がよく分からずに低空飛行を続けているという人に向けたヒント集(?)「Linux再入門」シリーズ。第1弾は「オンラインヘルプは活用しよう」編です。
コマンドの使い方について、学校や職場でLinuxを初めて触れる際に学習したと思うけども、使い方についての記憶が少しでも怪しいとか、手順書や説明書、解説書、他の人のblogとか記事とかで知らないオプションを見かけたとか、そういう場合には遠慮無くオンラインヘルプ機能を活用しよう。Linuxの扱いに長けた人もこの機能はバンバン使っている(はずな)ので、コマンドを確認することは別に恥ずかしいことでも何でもない。むしろ、怪しい記憶のままコマンドを打ってる方こそ恥ずかしいと知りましょう。
オンラインヘルプとしては2通りの方法があって、一つは「man」コマンドで調べる方法。もう一つはそのコマンド自体に「--help」というオプションを付けてみる方法。
端末のロケールが適切に設定されているなら日本語で表示されるはず。ロケールの設定が英語になっている場合は英語で、その他の言語ならその他の言語で表示されるかもしれない。また、コマンドによっては端末のロケールが日本語に正しく設定されているにもかかわらず、英語でしか表示されない場合もあります。
manコマンドはlessコマンドでページングされているので、lessコマンドになじんだ人ならちょこまかと移動できたりするので試して欲しい。
また、調べたいコマンドに「--help」オプションを付けてみる方法も有効です。
なお、manコマンドと同様のコマンドに「info」というコマンドでもコマンドを参照できます。「info cp」のように指定しますが、こちらの方はまだ日本語化があまり進展していないようなので、英語が得意な方でなければmanコマンドを見ておくのが無難かと思います。(たぶん…)
で、manコマンドの活用方法としては、例えば「コマンド自体が判らないんだけど…」というケースでも、コマンドを探し出すヒントを示してくれるかもしれません。(設定ファイルを探し出したい場合にも活躍するかもしれません)
manコマンドで表示される項目に、「SEE ALSO」または「関連項目」(あるいは「ファイル」という項目とか)という項目があります。これをヒントにします。
あとはこの編のコマンドをmanコマンドで見てまわると、結構さっくりと目的のコマンドに到達できることもあります。(出来ないこともあります…。)
ちなみに、上記のmountコマンドのオンラインヘルプ機能を見ていて気づくと思いますが、「umount(2)」と「umount(8)」と同じコマンドで後ろに続く数字が異なる場合があります。この番号は「セクション番号」といいまして、同名の項目で内容の異なる記述を分ける時などに使われています。
「umount(2)」を明示的に指定したい場合は
「umount(8)」を明示的に表示したい場合は
このように、man コマンドの後ろにセクション番号を指定してから、見たいコマンド(ライブラリ関数とかファイルとか…)を指定します。
なお。今回のこの記事で活躍したmanコマンドの詳しい使い方は、「man man」で表示されます。(笑)一度見ておきましょう。
コマンドの使い方について、学校や職場でLinuxを初めて触れる際に学習したと思うけども、使い方についての記憶が少しでも怪しいとか、手順書や説明書、解説書、他の人のblogとか記事とかで知らないオプションを見かけたとか、そういう場合には遠慮無くオンラインヘルプ機能を活用しよう。Linuxの扱いに長けた人もこの機能はバンバン使っている(はずな)ので、コマンドを確認することは別に恥ずかしいことでも何でもない。むしろ、怪しい記憶のままコマンドを打ってる方こそ恥ずかしいと知りましょう。
オンラインヘルプとしては2通りの方法があって、一つは「man」コマンドで調べる方法。もう一つはそのコマンド自体に「--help」というオプションを付けてみる方法。
# man cp CP(1) CP(1) 名前 cp - ファイルやディレクトリをコピーする 書式 cp [options] file path cp [options] file... directory POSIX オプション: [-fipRr] GNU オ プション (簡略形式): [-abdfilprsuvxHLPR] [-S SUFFIX] [-V {num- bered,existing,simple}] [--remove-destination] [--sparse=WHEN] [--strip-trailing-slashes] [--target-directory=DIR] [--help] [--ver- sion] [--] 説明 cp はファイル (あるいはそのように指定すればディレクトリ) をコピーする。 1 つのファイルを指定先にコピーしたり、複数のファイルを指定ディレクトリ にコピーしたりできる。 (以下省略)
端末のロケールが適切に設定されているなら日本語で表示されるはず。ロケールの設定が英語になっている場合は英語で、その他の言語ならその他の言語で表示されるかもしれない。また、コマンドによっては端末のロケールが日本語に正しく設定されているにもかかわらず、英語でしか表示されない場合もあります。
manコマンドはlessコマンドでページングされているので、lessコマンドになじんだ人ならちょこまかと移動できたりするので試して欲しい。
また、調べたいコマンドに「--help」オプションを付けてみる方法も有効です。
# cp --help Usage: cp [OPTION]... [-T] SOURCE DEST or: cp [OPTION]... SOURCE... DIRECTORY or: cp [OPTION]... -t DIRECTORY SOURCE... SOURCE から DEST へ、或いは FILE (複数可)を DIRECTORY へコピーする。 長いオプションに必須の引数は短いオプションにも必須です. -a, --archive same as -dpR --backup[=CONTROL] make a backup of each existing destination file -b like --backup but does not accept an argument --copy-contents copy contents of special files when recursive (以下省略)
なお、manコマンドと同様のコマンドに「info」というコマンドでもコマンドを参照できます。「info cp」のように指定しますが、こちらの方はまだ日本語化があまり進展していないようなので、英語が得意な方でなければmanコマンドを見ておくのが無難かと思います。(たぶん…)
で、manコマンドの活用方法としては、例えば「コマンド自体が判らないんだけど…」というケースでも、コマンドを探し出すヒントを示してくれるかもしれません。(設定ファイルを探し出したい場合にも活躍するかもしれません)
manコマンドで表示される項目に、「SEE ALSO」または「関連項目」(あるいは「ファイル」という項目とか)という項目があります。これをヒントにします。
# man mount MOUNT(8) Linux Programmer’s Manual MOUNT(8) 名前 mount - ファイルシステムをマウントする 書式 mount [-lhV] (途中省略) ファイル /etc/fstab ファイルシステムの一覧表 /etc/mtab マウントされたファイルシステムの一覧表 /etc/mtab~ ロックファイル /etc/mtab.tmp テンポラリファイル /etc/filesystems 試行するファイルシステムタイプの一覧 関連項目 mount(2), umount(2), fstab(5), umount(8), swapon(8), nfs(5), xfs(5), e2label(8), xfs_admin(8), mountd(8), nfsd(8), mke2fs(8), tune2fs(8), losetup(8) (以下省略)
あとはこの編のコマンドをmanコマンドで見てまわると、結構さっくりと目的のコマンドに到達できることもあります。(出来ないこともあります…。)
ちなみに、上記のmountコマンドのオンラインヘルプ機能を見ていて気づくと思いますが、「umount(2)」と「umount(8)」と同じコマンドで後ろに続く数字が異なる場合があります。この番号は「セクション番号」といいまして、同名の項目で内容の異なる記述を分ける時などに使われています。
「umount(2)」を明示的に指定したい場合は
# man 2 umount MOUNT(2) Linux Programmer’s Manual MOUNT(2) 名前 mount, umount - ファイルシステムをマウント/アンマウントする 書式 #includeint mount(const char *source, const char *target, const char *filesystemtype, unsigned long mountflags, const void *data); int umount(const char *target); int umount2(const char *target, int flags); (以下省略)
「umount(8)」を明示的に表示したい場合は
# man 8 umount UMOUNT(8) Linux Programmer’s Manual UMOUNT(8) 名前 umount - ファイルシステムをアンマウントする 書式 umount [-hV] umount -a [-dflnrv] [-t vfstype] [-O options] umount [-dflnrv] dir | device [...] (以下省略)
このように、man コマンドの後ろにセクション番号を指定してから、見たいコマンド(ライブラリ関数とかファイルとか…)を指定します。
なお。今回のこの記事で活躍したmanコマンドの詳しい使い方は、「man man」で表示されます。(笑)一度見ておきましょう。
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