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インストールしてみようLinux:準備編 [インストールしてみようLinux]

 Linuxを自宅サーバにしようという試み・記事はそこらじゅうで紹介されているので、なにもここに書かなくても…という気がしないでもないけども、ちょっとリクエストされたので一応ここにも書いてしまおうかと思う。

 まずはLinuxをインストールしてみるにあたっての準備から。

 そもそも、自宅にサーバを置くとして、それは何に使うつもりなのか考えておいた方がよいと思う。理由は色々あると思うけども、最もポピュラーな理由として考えられるのは「ファイルサーバ」としての役割だろうか。それなら「NASでも買ってくればいいじゃん」の一言で粉砕されてしまいそうだが(笑)、既製品を買って使うのと異なって「理屈が理解できる」とか「自分で作った喜びがある」とかそんな風にポジティブに考えるように心がけよう。(笑)
 また、「会社(学校)にサーバがあるので、その練習用にしたい」という向きもあるかもしれない。VitualPCを使えばいくら危険な操作をしても何度でも簡単にやり直しがきくから、練習用ということで自宅内にサーバを立てたいということもあるかもしれない。
 ある程度熟練者になってくると、自宅にサーバを立てて外部に公開するとか、外部から自宅内のネットワークに接続するためのゲートウェイにしたいとか、そういう向きも出てくるかもしれない。が、そもそもこんな場末のblogでそこまでフォローしきれないので、そういう用向きの人はgoogle先生にでも聞いて自分で調べて苦労してくれたまえ。(笑)

 というわけで、とにかくLinuxをインストールしてみるのである。

 まず、用意する物があるので列挙しておく

  ①サーバになるPC … コレが無いとはじまらない。MicrosoftのサイトからVirtual PCをダウンロードしてきて普段使用しているPCにインストールしても良い。ハードウェアを用意する場合は、ある程度「枯れた」PCの方が良い。最先端すぎるとドライバとか対応していない恐れがあるのだ。とはいえ、あまりにも古すぎるPCも考え物だ。今更i486DXとかそんな骨董品のようなPCを持ち出されても、使い物にならなくて悲しい。なお、言うまでもないがキーボードとかディスプレイとかもセットで必要なので念のため。

  ②インストールメディア … OSをインストールするためのメディアである。LinuxディストリビューターのサイトからDVDやCDのイメージファイルをダウンロードしてきて自分で焼いてしまうのが一番簡単だが、回線が細くてダウンロードがしんどいとか、DVDやCDを焼く環境が無いとかいう場合は最寄りのPCショップに出かけて市販されているLinuxインストールメディアを購入するか、書店でLinux関係の書籍を購入して付録に付いているDVDやCDを使うことになるだろう。なお、Linux関係の書籍に付録のDVDやCDは、常に「自分が使いたいディストリビューションが手にはいるとは限らない」点に注意が必要。なお、このblogではCentOSについて解説する。適宜VineLinuxについても補足を加えることにする。

  ③自宅内ネットワークに関する情報 … Linuxを「クライアント」として使うならば、多くのブロードバンドルータが提供しているdhcpを使って動的にIPアドレスを払い出してもらうのが簡単だが、「サーバ」として使う場合はこれでは少々都合が悪いことがある。「サーバ」として使うならば、IPアドレスを固定しておいた方が後々面倒が無くて良いので、ネットワークに関する情報を準備しておかなければならない。必要になる情報は以下の通り。
      ③-1:サーバが使うIPアドレス
      ③-2:自宅内ネットワークのネットマスク値
      ③-3:デフォルトゲートウェイアドレス
      ③-4:DNSサーバのアドレス
   まさかと思うが、これからLinuxでサーバを立てようと思っている人が「IPアドレス?なにそれ、美味しいの?」という事もないだろうからあえて説明はしない。(笑)ただ、1点だけ注意しておくと、ブロードバンドルータがdhcpサーバとなって払い出すIPアドレスと、サーバが使用するIPアドレスと衝突しないようにしておくべきだ。可能なら、ブロードバンドルータが払い出すIPアドレス帯を調べておき、そのIPアドレス帯に含まれないアドレスをサーバに割り当てるようにする。ブロードバンドルータによってはdhcpサーバとして払い出すIPアドレス帯を指定出来る物があるので、これを確認してIPアドレス帯を狭めておくとかいう対応が必要になるかもしれない。詳しくはブロードバンドルータのマニュアルなどを確認のこと。(まあ、よほどアレなルータで無い限り、IPアドレスを払い出す際にアドレスが衝突しないようにチェックしているはずなんだが…)
   デフォルトゲートウェイアドレスと、DNSサーバのアドレスについては、おそらくブロードバンドルータのLAN側(自宅内ネットワーク側)のアドレスを割り当てるケースが大半だろうが、トリッキーな設定をしている人は自己責任でそのへんちゃんと何とかするように。(笑)

  ④時間と根気 … 重要である。(笑)



 次回、さっそくCentOSをインストールするのである。なお、最もシンプルな構成を作ってからカスタマイズしていく方法を採るので、若干面倒くさいことになっている場面もあると思うが、何事も勉強だと思って覚悟しておくと良いかもしれない。(笑)
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